機材の進化、ネットやソーシャルメディアなどコミュニケーション・ツールの利用、観客層の拡大……。日本のドキュメンタリストの制作・発表環境は激変の時代です。日本ドキュメンタリーを応援します!
Advancing technology, new communication tools, growing audiences… There’s still lots to learn for Japanese documentarians as the ecosystem for filmmaking and distribution evolves.
About Quoting and Portrait Rights in Documentary Film
With lawyers and filmmakers as panelists (Tokyo, 2023)
映画『主戦場』をめぐる裁判の判例から、法律的な枠組みについて弁護士たちの解説を聞き、質問をぶつけ、さまざまな他の事例についても共有。パネリスト:前原一輝弁護士、韓泰英弁護士、木下繁貴 / 聞き手:満若勇咲、土屋トカチ、煙草谷有希子、前田亜紀、金川雄策
Dissecting the International Film Festival! PART 2 (Tokyo, 2023)
第二弾。日韓台のドキュメンタリー映画祭より主催者を迎え、国際映画祭の可能性について、知り、語り、考えた。登壇者は植山英美、キム・サナ、チェン・ワンリン、畑あゆみ、アニー・オハヨン、エリック・ニアリ、藤岡朝子、金川雄策。
Dissecting the International Film Festival! (Tokyo, 2022)
ドキュメンタリー映画作家のキャリアと作品の可能性を開く「世界の国際映画祭」の実態について知り、考えるための2日に渡る公開会議。登壇者は藤岡朝子、想田和弘、小田香、土屋トカチ、中山治美、アビー・サン、増渕愛子、マドリーヌ・ロベール、三宅流、川上アチカ、青柳拓、松井至、戸田ひかる、奥間勝也、高松美由紀、久保田ゆり、金川雄策、植山英美、日向史有。
Discussing Film Projects with Philip-san (Tokyo, 2014)
Guest: Philip Cheah
シンガポールから映画批評家のフィリップ・チアさんを迎え、完成途上のドキュメンタリー作品の映像と作者の話に向き合う、ディスカッション・イベントを開催。応募された中から6企画が発表され、一般観客もオブザーバー参加。対話すること自体が、作り手の糧になったのではないだろうか。
(「ドキュメンタリー・ドリームショー 山形in東京2014」の一環)
Fair Use for Documentary Filmmakers (Tokyo, 2013)
Guests: Gordon Quinn, Yamagami Tetsujiro, John Junkerman
インタビューした喫茶店で流れていた音楽は権利処理すべきか? 原発推進のプロモーションビデオを使って政府政策を批判する映画は作れるのか? アメリカでドキュメンタリー制作者たちが法律家と編み上げ広めたフェアユース・ガイドラインの例も引きながら、日本ではどうなのかを考えるセミナーを開催。著作権侵害を不要におそれず見過ごさないためのイベント。
Discussing Film Projects with Iikka-san (Tokyo, 2012)
Guest: Iikka Vehkalahti
フィンランドの名プロデューサーとして多くのドキュメンタリー製作に関わってきたイーッカ・ヴェヘカラハティ氏が来日。上映、レクチャー、トークと合わせ、日本のドキュメンタリー制作者が提案する制作中の映画企画をめぐってディスカッションをするワークショップを開催した。ここから「私たちに許された特別な時間の終わり」(太田信吾)、「フリーダ・カーロの遺品」(小谷忠典)が完成に向かっていった。